開催前夜は雪・・・。
朝起きると、うっすらどころか、しっかり積もっている・・・。。
「イベント、大丈夫かな・・・」とみんな心配していましたが、早朝からの雪かきに始まり、なんとか会場準備もおわり。時間がたつにつれ、どんどん天気も回復し、
蓋をあけてみると、来場者は約2,000人以上!白い息と笑い声、そして軽快な音楽が、11月の北広島に【夏の熱気】を呼び戻しました。
街をめぐる周遊型フェス、その核にあるのは”つながり”
イベント名は、「FUN!FUN!ハロウィン~ゆかいな盆踊り~」。
主催は「Fビレッジと愉快な仲間たち」。
企業・行政・学校・団体が手を取り合って、北広島のまちを盛り上げるために、まちを舞台としたまちづくり実証実験を行っている。
今回のイベントは、広島公園/アルトラーチェ/クボタアグリフロント(Fビレッジ)/トナリエ北広島にチェックポイントが設置され、参加者は自由に回遊して体験や交流を楽しみながら、スタンプを集めると景品がもらえる。
仮装参加ならさらにお菓子のプレゼント。さらに「#ゆかなか」でInstagram投稿キャンペーンも同時開催という、オンラインとまちの動きをつなぐ設計もありました。
トナリエ北広島で受け付け、スタンプラリー台紙を受け取り、さっそく「まち歩き」スタート♪
各チェックポイントの魅力コンテンツ
①広島公園(マッスルエリア)
かぼちゃダンベルでの筋トレ体験に始まり、走り方教室/綱引き/ボッチャ/モルック/ストラックアウトと、とにかくからだを動かすコンテンツがぎっしり。
綱引きの声出しで一気に体温があがり、見知らぬ家族同士で笑顔で作戦会議の姿も…。
スポーツが、初対面同士の距離を、一気に縮めてくれることを実感できる、熱気に包まれた空間でした。
➁アルトラーチェ(カルチャー&食と農)
ハロウィンらしく、おばけランタンづくり。テントからは「できた…!」というこどもの声。
けん玉体験では、珍しい世界のけん玉を体験しながら、何度もトライする親子の様子。焚火台からは、あったかい空気が流れ込み、それに流れて焼きマシュマロのほのかに甘い香り、宮北牧場のお肉を焼いたBBQの煙、焼き芋のほくほくした香り・・・食の誘惑に足が止まる止まる。
メナード化粧品のハンドマッサージ体験で、冷えた手がポカポカあったまり、キャンパーズ&アングラーズのフライフィッシング体験(毛ばりづくり)、鮮やかなお花たちが会場を彩るフラワーカー、きたひろ観光協会のおむすび、株式会社杉野のおむすびのお供、コカ・コーラの無料ドリンク配布など、五感で楽しむコンテンツが総動員!
また、この会場では北広島の伝統「広島音頭」と「ふるさと太鼓」が披露されます。
➂クボタアグリフロント(Fビレッジ)
スタンプ拠点として、仮装したこどもたちが撮影会を楽しんだり、雪とあそぶこどもたちでにぎわいました。
④トナリエ北広島(駅前)
アクセス抜群で、ここからスタンプラリーを開始する人も多く、イベントの合間に温かいドリンクで休憩するひとたちの姿もみられました。
イベントの目玉は、やぐらを囲んで「新旧文化の盆踊り大会」
盆踊り大会は、アルトラーチェ会場で3回。
11:00、13:00~北広島のマスコットキャラクター「まいピー」と一緒に踊る、広島音頭・こども盆踊り。まいピーの愛くるしい姿に、こどもたちも大喜び♬
圧巻だったのは、14:00~の回。
北広島の伝統「ふるさと太鼓」の演奏からスタート。小さなこどもから若い女性もメンバーにいる多世代が活躍している。観客は、あまりの迫力に目が離せない様子でした。
そして、ファイターズガール・北海道日本ハムファイターズの「フレップ」「ポリー」も合流し、ファイターズ音頭・きつねダンス・YMCAの踊りレクチャー。
広島音頭保存会による振付レクチャーを経て、北広島の新旧文化が入り乱れる「大盆踊り大会」がスタート!!
こどもも、大人も、おじいちゃん、おばあちゃんも、だっこされた赤ちゃんも。
みんなが、ひとつの輪になって踊る。プロスポーツと、地域の文化が【同じ輪(和)に入る】瞬間・・・。想像以上に、胸が熱くなりました。
昔から受け継がれる「広島音頭」「ふるさと太鼓」、そして今の北広島を象徴する「ファイターズ文化」を一つの輪でつなぐ、というテーマが、まさに体感に変わる空気でした。
ゾンビとハイタッチ!?笑いとドキドキのサプライズ
盆踊り会場では、なんと「ゾンビ」と「恐竜」が登場!
ゾンビに追いかけられて「キャー!」と悲鳴をあげながら逃げる子もいれば、「ハイタッチする!」と勇気を出す子も。
怖いけど、楽しい♬そのバランスが絶妙で、泣き笑いの入り混じった表情があちこちで見られ、ハロウィンらしい遊び心が光っていました。
ハプニングも笑顔に変える!北広島の人の力
前日の雪、当日の寒さ・・・それでもスタッフもお客さんも、みんな常に笑顔♬
「このイベントを成功させたい」「このイベントを楽しみにしていた」という想いが動いていて、その温かさがスタッフにも、来場者にも自然と伝わっていて、まち全体が”北広島を楽しむ日”としてつながっていたような気がします。
季節はずれのやぐら、雪のハロウィン、笑顔の輪。
そのどれもが、このまちらしい「今」を映していました。
この日みた笑顔は、きっと誰の心にも残っているはず。
また来年、会えますように。
北広島のみなさん、そして運営のみなさん、本当におつかれさまでした!


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