定山渓・ゆらく草庵で上質なおとな時間。温泉や食事情報をご紹介

ホテル・旅館

定山渓・ゆらく草庵とは?

渓谷に包まれた、おとなの癒し宿

札幌中心部から、車で約1時間。
”札幌の奥座敷”として知られる定山渓温泉の中でも、「ゆらく草庵」は大人がゆったり過ごせる人気のお宿です。

ホームページの言葉通り、「警告の静謐と四季の美に包まれる宿」という表現がぴったりで、
館内に足を踏み入れた瞬間から、日常のざわめきがふっと消えていくような落ち着きがあります。

私はとある日、95歳の祖母(車椅子)と一緒に宿泊しました。
公式に「バリアフリー」の記載はありませんが、館内は広く、スタッフさんのサポートも細やか。
結果的に、不便を感じる場面はほとんどありませんでした!

チェックイン時には、スタッフさんが目の前で抹茶をたててくれます。
少し早めに着いてしまったのですが、庭園を眺めながらいただく抹茶はやさしい味わいで、
旅の始まりをとても心地よく整えてくれる時間でした。

定山渓・ゆらく草庵の温泉

大浴場・貸切風呂・湯上り処の魅力

ゆらく草庵の魅力は、なんといっても”湯”。

大浴場には、檜風呂・露天風呂・岩風呂・夢想湯・壺湯・岩盤浴・打たせ湯・そしてサウナと
とても種類が多く、気分や体調で選べる贅沢な空間。

お湯は無色透明のナトリウム塩化物泉。湯冷めしにくい泉質で、体の芯からぽかぽか、じんわりと温まります。

湯上り処「然」では、湯上りのお楽しみアイスキャンディーあ、朝の乳酸菌飲料が無料サービス。
この日は、アイス最中もあり、おいしくいただきました。こういう小さな幸せも、旅を豊かにしてくれますね。

定山渓・ゆらく草庵の貸切風呂レポ

今回一番感動したのは、貸切風呂!
普段車椅子を利用している95歳の祖母と一緒に利用しました。

貸切風呂は4種類(ひのき風呂・陶器風呂・ひば風呂・岩風呂)とバラエティ豊かで、空いていれば無料で何度でも入れるのが嬉しいポイント。

今回入ったのは「悠(陶器風呂)」
足が不自由なため、付き添い介助が必要なので、大浴場はいろいろ心配も多く、今回は貸切のお風呂を利用しました。

陶器風呂は段差がそこまで高くなく、介助しながらゆっくり入れて安心。浴槽の広さも申し分なく、ゆったりと浸かることが出来ました。(脱衣所が広かったのも高ポイント)

「久しぶりに、広いお風呂で気持ちよかった」と祖母が嬉しそうに話した顔は、今でも忘れられません。

大浴場が苦手な人、赤ちゃん連れ、静かに入りたいという人にも、ぴったりの貸切風呂、おすすめです。

定山渓・ゆらく草庵の食事

選べる一品食べ放題♪がうれしい和会席

夕食は、北海道の山海の幸を贅沢に使った和会席。

お刺身、季節の小鉢、神居牛のしゃぶしゃぶ、デザート・・・と盛りだくさん。

そして、このお宿ならではなのが、5種類の一品料理が「食べ放題」という驚きのサービス!
この日は、パテ、から揚げ、カルパッチョ、茶碗蒸し、カレーなど、和洋折衷の料理がずらり。季節によって内容が変わるようです。

一品一品のクオリティがとても高くて美味しいのに、気軽におかわりができ、おなかも心も満たされる夕食時間でした。

食事会場には段差がありましたが、スタッフさんが車椅子用の板をすぐに用意してくださり、移動もスムーズでした。

夜は22:00~23:00には、湯上り処で「夜鳴きそば」の無料サービスがあります。
昔ながらの醤油ラーメンで、これがまた沁みるお味・・・。お風呂上りにも、晩酌の締めにもちょうどよいサイズ感で、一日の締めくくりの一杯を楽しめますよ。

定山渓・ゆらく草庵の朝食・浴衣サービスなど

朝食もちょっと感動するレベル・・・!
旬の魚料理(この日は鮭)、小鉢4種、せいろで提供される蒸し料理、北海道米のごはんとお味噌汁、ふわとろ卵焼きなどなど・・・「朝からこんなにいいの?!」という豪華な内容でした。

さらに、館内には無料の浴衣の貸し出しも!
色とりどりのたくさんの浴衣の中から、お気に入りの一枚を選ぶのが楽しく、宿のなかを浴衣で歩くだけでも、とても気分があがります♪

スタッフさんのホスピタリティも全体的に素晴らしく、早めに到着しても抹茶で迎えてくれたり、祖母へのサポートも丁寧。

「家族みんなで無理なくゆったり過ごせた」というのが、何より嬉しいポイントでした。

定山渓・ゆらく草庵は、

  • 大切な人と、静かにゆったり過ごしたい大人
  • 家族水入らずで、ゆっくり温泉を楽しみたい人
  • 介助が必要な方との旅行

どんなシーンにも寄り添ってくれるお宿です。
温泉も食事も、サービスも。ひとつひとつが心がこもってやさしく、心が満たされる時間を過ごすことができました。

また季節を変えて訪れたい場所です。

 

 

 

 

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