上川大雪、十勝のおすすめ日本酒は純米大吟醸「彗星」

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上川大雪とは?十勝の有名日本酒

北海道の雄大な自然に育まれた、日本酒の新しい旗手「上川大雪酒造」。
その名の通り、大雪山系の清らかな湧き水と、北海道の大地に育まれた酒米を使い、地域に根差した酒造りを行う酒蔵です。

もともと、三重県にあった休眠中の酒蔵を、2016年に北海道上川町へ移転。
「地方創生蔵」「大学酒蔵」とも呼ばれるこの酒蔵は、単なる酒造りにとどまらず、地域の未来をつくる拠点として活動しています。

冬はマイナス20℃にもなる大雪山系の麓、豊富な天然水、広大な農地、そして観光名所・層雲峡温泉を有する上川町で、この地の恵みと人々の情熱から生まれたお酒が「上川大雪」です。

2020年には、帯広畜産大学内に「碧雲蔵(へきうんぐら)」を開設しました。
地元の学生と共に研究・開発を行い、北海道の食文化に寄り添う【飲まさる酒】を生み出しています。
※「飲まさる」とは、北海道弁で「ついつい飲んでしまう」という意味。

上川大雪酒造は、今や北海道を代表する地酒ブランドとして、全国の日本酒ファンからも注目を集めています。

上川大雪のおすすめは、純米大吟醸「彗星」

上川大雪の看板商品といえば、「特別純米 彗星」
杜氏・川端慎治氏が手掛けるこの銘柄は、北海道産酒造好適米「彗星」を100%使用。
万年雪を冠する大雪山系の湧き水で仕込み、丁寧な小仕込みによって醸されています。

流行りの華やかさとは異なり、あえて”昔ながらの吟醸香”を追求しています。
昭和の酵母を用いて、穏やかな香りと米の旨味、後味のキレが絶妙にマッチしています。
「極端ではなく、普通においしい酒を。」
その想いが、この一本に凝縮されています。

飲み口は驚くほどなめらかで、口に含むとやさしい甘みがふわっっと広がります。後から酸味とほのかな苦味が、味を引き締めます。
料理との相性も抜群!和食はもちろん、洋食や中華とも自然に寄り添ってくれる、万能な銘柄です。

まさに『飲まさる酒』の原点。
派手さはないけれど、何度でも飲みたくなる♬実直で誠実な味わいです。

上川大雪、「普通に造る」ことへのこだわり

上川大雪酒造の哲学は、「普通に造ること」
それは、機械化や大量生産ではなく、伝統的な手造りで、一本一本のもろみを丁寧に仕込むということです。

仕込み水は、酒造りに理想的とされる約7℃の天然水。この冷たく清らかな水が、雑味のないクリアな味わいを生み出しています。

そして酒米は、北海道産の「彗星」「吟風」「きたしずく」
信頼できる生産者が、顔の見える関係で育てた米のみを使用しています。

「原料以上のものは造れない」
だからこそ、上川大雪はその土地の恵みと、人の想いをそのまま酒に込めています。

上川大雪酒造の杜氏・川端慎治の挑戦

杜氏を務めるのは、北海道小樽市出身の川端慎治氏。
全国の酒蔵で修業を重ねたのち、2016年に上川大雪酒造へ。北海道産米「吟風」で金賞を受賞した経歴を持ち、現在は総杜氏として、全蔵を統括しています。

川端氏が目指すのは、「地元の素材で世界に通用する地酒」
彼の手で醸される「彗星」は、北海道の水・米・気候を最大限に生かした「唯一無二の酒」として、高い評価を得ています。

地方創生蔵としての上川大雪

上川大雪酒造のもうひとつの顔は、『地方創生蔵』
酒造りを通して、地域の雇用を生み出し、観光や農業との連携を進めています。

帯広畜産大学との共同研究をはじめ、2021年には、函館に「五稜乃蔵」を新設しています。
かつて酒蔵がなかった地域に、新しい文化を根付かせています。

地域の素材を使い、地域の人と造り、地域で愛される。
その姿勢こそ、上川大雪が『地方創生の象徴』と呼ばれる理由です。

上川大雪「彗星」の商品情報

上川大雪 特別純米「彗星」
・容量:720ml
・価格:2,310円(税込)
・アルコール度数:16%
・精米歩合:55%
・原料米:北海道産・彗星
・蔵元:上川大雪酒造(北海道上川郡上川町)
・配送はクール便対応。オンラインショップや一部の酒販店、ふるさと納税の返礼品としても入手可能です。

上川大雪「彗星」のおすすめまとめ

北海道の大自然が育んだ恵みと、造り手の情熱が詰まった「上川大雪」。
その中でも「特別純米 彗星」は、上川大雪酒造の理念を象徴する一本です。

地元の水と米、手造りのぬくもり、そして”飲まさる”という北海道らしいやさしい味わい。
飲むたびに、心がほっと温まるような味わいです。

北海道・十勝で、日本酒の新しい風を・・・ぜひ感じてみてください。
上川大雪の「彗星」は、まさに『地域をチカラにする』一本です。

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